E'b vol.86

vol.86 大きく正そう


春の訪れと共に、育児休暇明けのスタッフ、福田由希子さんがbreathに帰ってきま

した。馴染みのお客様から親しげに声をかけて頂き、笑顔で応える彼女の姿を見る度

に、サロンが柔らかな雰囲気に、包まれるのを感じています。今年で8年目のbreath

に、3年目に入社した、古株の福田さんが、職場に復帰してくれたことは、単に仕事

に慣れた人材だから助かる、ということに留まらず、二人の息子さんを育てながら、

限られた時間を大切にして、一人前の美容師を目指す、ワーキングママの、ロールモ

デルとして、breathにとって、かけがえのない存在です。これはひとえに、ご主人や

ご家族の理解と協力のおかげに違いありませんが、同様に私も経営者として出来る限

りの、工夫や努力を振り絞って、彼女の成長をサポートして行きたいと考えています。


謙虚 人は、はじめのうちは謙虚なものです。

入社したて、取引をしたて、友だちになりたて、

結婚したてのころ、など。しかし、だんだんとその状態になれ、

ありがたさが気持ちのなかからうすれていきます。

その状態があたりまえだと、思ってしまうようになります。

すると、謙虚さがなくなってしまいます。   

池田繁美先生(素心学要論p291)


美容業界のワーキングママにとって、日常的にトレーニングをする時間を確保する事

は、とても難しい事だと思いますが、私自身を振り返ってみると、おかげさまで一年

を通じて思う存分に、全力で好きな仕事に取り組み、充実感を持って日々を過ごす事

が出来ています。これはやはり、福田さんと同様に、一番身近な家族のおかげに違い

ありません。男だから、親父だから、社長だから、思う存分に仕事するのが仕事で、

それがあたりまえ。そのような態度は慎まなければなりません。現在も、家庭や職場

で威張り散らしているわけではありませんが、今後はさらに、日常生活の中で、自身

のいたらなさを、具体的な行動として改めることで”あら珍しい”とか”どういう風の

吹き回し”と違和感を感じてもらえるぐらい、大きく自己を正していこうと思います。

ありがとうございます。

0コメント

  • 1000 / 1000