E'b vol.129


vol.129 ブレスらしさ


若い頃の私は、後輩を夜中まで連れ回して飲んで騒ぐことこそ、先輩として大切な

仕事なんだと信じていました。今思えば早く家に帰りたがっている、ひと回りほど

年下の後輩にとって、私は大変迷惑な先輩だったと思います。ここ最近breathに

は、私とふた回り以上離れた社員が毎年入社していますが、現在私は以前のような

飲みニケーションは控えめにして、その代わりに交換日記を毎日行うようにしてい

ます。入社して間もないスタッフにとって、覚えることばかりの職場での毎日は、

面白おかしいことばかりではないはずです。その日あったことを振り返り、心の内

のことを言葉にして文章で伝えること。それを受けて、勇気を与えるひとことを返

すこと。お互い根気が必要な取り組みですが、コツコツ続けることで、やがてそれ

らは習慣化されるのです。そんな中、ある日の日記に嬉しい言葉が綴られていまし

たので、ご紹介したいと思います。

先日、妹から「お姉ちゃんもブレスの人たちと雰囲気が似ているね」と言われまし

た。お客様から言っていただくことはあるのですが、ずっと一緒に過ごしてきた家

族から、その言葉を言われてとても嬉しかったです。私がブレスに入社する際に感

じていたことを、私もその一人だと感じてもらい、ブレスの一員になれていること

が嬉しく、また誇らしい気持ちになりました。これからもブレスらしい雰囲気を持

った人でいたいです。                (2019.10.18の日記より)

人の雰囲気は、ヘア、メイク、ファッションなどの外見により左右されることもあ

りますが、それは附属的要素であるように思います。本質的にはその人の心の状態

が、表情、語調、動作に現れることで人柄としてつくられるでしょう。今後も「ブ

レスらしい」という表現が、かけがえのない褒め言葉として遣われるように、ブレ

スが大切にしていることを言葉にして、共有してまいります。ありがとうございま

す。

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