E'b vol.203
vol.203 徳に隣あり
美容師という仕事は「いらっしゃいませ」から「ありがとうございます」で終わるもの ではありません。若い頃に修行先で教わったのは「いらっしゃいませ」から次の「いら っしゃいませ」までが私たちの仕事だということでした。そのことを知った日から、お 客さまをお見送りする際には「ありがとうございました」ではなく「ありがとうござい ます」と感謝を伝えること、そして「また、お待ちしております」とお声かけをするこ とを、三十年以上にわたって常としてきました。当時の先輩が伝えて下さったのは、磨 いてきた技術でヘアスタイルを完成させるだけでは足りない、ということだったのでし ょう。人として受け入れられ、好かれ、そして「また会いたい」と思っていただくこと。 それは決して簡単なことではありません。また「よし、バッチリできた」という手応え を感じたお客様が、再来されなかったり、反対に「もっと、ああすればよかった」と落 ち込み、反省したお客様が、なぜかその後も足を運んでくださったりする。それもまた、 この仕事の味わい深いところだと感じています。
「論語」に「徳は孤ならず、必ず隣あり」という孔子の言葉があります。徳をもった人 は孤立することなない、必ずとなりに共鳴する人がいるものだ、ということです。徳 とは、難しく考える必要はありません。人に対する思いやりや正しい行いのことです。 人のことを思いやることのできる人は、孤独になることはなく必ず慕われるものです。 池田繁美 『素心学講義』(致知出版社)
すばらしい人生とは、すばらしい人に囲まれた人生であるように思います。ブレスが人か ら好かれる、すばらしい人を育む会社になれたなら、きっと周囲の方々の幸せに寄与でき るはずです。だからこそ、これからもブレスは、美容の仕事を通じて、社員一人ひとりの 人格を高めてまいります。
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