E'b vol.201
vol.201 心のやすらぎを保つ工夫
最近、日常生活において思わず「無心」になる機会がありました。「無心」とは何も 思わない、何も考えない心の状態のことです。一つはサウナで温まった身体で水風呂 に浸かった瞬間です。あまりの水の冷たさに私の思考は感覚に支配されました。もう 一つは朝のウエイトトレーニングで、限界まで追い込んだ後のインターバルです。こ ちらも荒い呼吸が次第に整う過程で、思考の世界から感覚の世界へ導かれたように思 います。私たちは、いつもなにかを思い、なにかを考えています。そうしたときは、 つねに緊張感がある状態です。しかし、いったん思ったり考えたりすることをやめる と、張りつめた心がときほぐされ、言いようのない「すがすがしさ」がわいてきます。 「われを忘れる」とよく言いますが、ひとつのことに集中することで「無心」になる ことができるのです。そうして心がやすらいだ状態を、日常生活でも保つことができ たなら、どんなことが起きてもイライラしたりクヨクヨしたりすることなく、あらゆ る判断を正しく行うことができるのかもしれません。そこで私はいつの頃からか、そ のための五つのトレーニングに取り組むようになりました。
・禅的瞑想(ただひたすら、心のなかで数を読み瞑想する)・歩行(ただひたすら歩く) ・写字(ただひたすら、文字を書き写す) ・柔体(ただひたすら、からだをやわらか くする) ・清掃(ただひたすら、掃除をする)
心がやすらぐからといっても私には生活がありますので、毎日朝から晩までサウナに
籠もるわけにはいきません。だからこそ、人と接しているとき、なにか問題が起きた
ときにでも、おだやかな心で対処することができるように、これら五つのトレーニン
グを日常生活の中で習慣化することで「心のやすらぎを保つ努力」を続けていこうと
思います。
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