E'b vol.107

  vol.107  大切にしよう

このたびbreathの看板スタイリストのハルカが、1月20日付けで店長職を退き、火、木、
土、日出勤の短時間勤務になりました。今後はスウェディッシュマッサージという技術を習
得し、セラピストとして開業したい、という新たな夢に向かう準備をする事になります。ハ
ルカが高校を卒業した日がbreathの開業日ですから、当時18歳のハルカの成長と共にbre
athは成長して参りました。その頃の私は、察する事に優れた彼女のおかげで、仕事をして
いて何か道具を取りに行く、という事が一切ありませんでした。ハルカ自身が接客をしなが
らでも、慌てず私が必要な道具を先読みし、常に準備してくれるからです。私と歳は20ぐ
らい離れていますが、おそらく今も昔も私が何を考えて仕事をしているのか、常にお見通し
なんだろうなと思います。店長職に就いてからは、その敏感な感性を生かして”自身が今何
をするべきか”は勿論ですが、フロアにいる全スタッフが”時間をムダにしないように”心
配りをしてくれていたように思います。

  私には「時は金なり」だと「利の追及」に余念がなかった一時期があります。忙しいことを
  誇り、人として大切なことを「時間がない」とおろそかにし、いつもイライラしていました。
  しかし、身近な人の死や自分自身の病気により、「時は金なり」ではなく、本当は「時は命な
  り」だと気づかされました。       (月刊素心第108号「いま、ここ」の命 より)

いま、ここで自分の時間を大切にするということは、自分の命を大切にすることかもしれま
せん。すると人の時間を大切にするということは、人の命を大切にすることと言えそうです。
人は仕事をする上でも家庭においても、年齢を重ね立場が変わるにつれて、自分の時間と共
に人の時間もまた、大切にするように心配りをする責任があるように思います。今後はハル
カが実践してきた、身近な人に対する思いやりを、後に続く一人一人がリーダーの心得とし
て、引き継いでいくことで、これを弊社の社風にしたいと願っています。そして今後ハルカ
には、以前より少なくなったbreathでの時間を、これまでにも増して大切に過ごしてもら
えるといいなと思っています。ありがとうございます。    

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