E'b vol.160
vol.160 経営理念(3)
私はブレスの社員に、「幸福な人生」を歩んでもらいたいと願っています。弊社は、そ
のための五つの要件として『①からだが健康である ②経済的に困ることがない ③人間
関係が良好である ④精神的に安定している ⑤生きがいをもっている』ということを大
切にしていますが、その中でも特に「③人間関係が良好である」ということに重きを置
いています。若い頃に修行先の先輩から、「人間関係には、好感、信用、信頼、尊敬と
いうステップがある」と教えられました。人から好かれる人は、その好感を重ねると、
信用される人となるでしょう。そして信用を深めることで、やがては信頼される存在と
して、お互いが尊敬し合える関係を築きたいものです。そのスタートは、「人から好か
れる人になる」ということです。地位や名誉を手に入れたり、お金持ちになれば、人か
ら好かれるでしょうか。技術が優れているだけで、「好かれる美容師」になれるでしょ
うか。それだけでは不十分でしょう。本質的には徳(思いやり)を身に付けた人格(人
がら)に対して、周囲の人(家族、職場の人、お客様)の支持は集まるものです。
本質的要素(人間が生きていくうえで、なくてはならないもの)
付属的要素 (人間が生きていくうえで、あると便利で本質的要素を支えるもの)
人から好かれる美容師になるために必要な人格(人がら)は、本質的要素と付属的要素
に分けることができます。本質的要素とは、なくてはならない「人間の徳性」(思いやり
)です。それに対して、付属的要素には、専門的知識や技術があります。美容業におい
て、技を磨くということはとても大切なことです。決して疎かにしてはいけません。し
かし、それは本質的要素を支えるものであり「人格の本質」ではありません。だからこ
そ「ブレスで一番大切にしていることは何ですか」と人から尋ねられた際に弊社スタッ
フは、「思いやりです」と迷うことなく全員が応えるのです。ありがとうございます。
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