E'b vol.103
vol.103 快適な職場
春が来たら10年目のbreathですが、物を大切に扱う日常の心がけや、毎朝ひたすらに
掃除をするといった社員の取り組みのおかげで”お店がきれいですね”と今だにお褒めの
言葉をいただきます。そのせいか”この度10月に1階を改装します”とお知らせすると
”まだいいやろ”という声がよく聞こえてきます。以前お世話になった会社の頃から、店
舗の改装や新装に、深く携わらせていただきましたが、当時の私は”おしゃれでカッコイ
イお店じゃないと流行らない”という意識が強すぎて、見た目はいいが働いてみると使い
づらい、という結果を引き起こしたこともありました。しかし現在は、お客様にとって快
適な空間であることは勿論ですが、それにも増して”スタッフにとって快適な職場にしよ
う”という思いを、強く抱いています。
人生たった一度だけなのに、家庭だけが幸せな人生を送る場所で、職場はつらくて
もいいという発想の会社が結構ある。でも、それでは、その社員の人生が半分駄目
になってしまいます。 伊那食品工業株式会社 塚越 寛 会長
今回は”バックルームを占領している5つのゴミ箱をなんとかしよう”と社員に提案した
ところ、”シンクの下に収めよう”という案が出ましたので、生産性には無縁ですがバッ
クルームのシンクを新調することにしました。美容室設計の際、売上を重視したキャパの
確保やイメージの追求を優先したならば、そのしわ寄せはバックルームに明確に表れるも
のです。限られた予算で開業したbreathもまた、その例外ではありません。だからこそ昨
年より今年、今年より来年は”暗い、汚い、暑い、寒い、狭い”など社員にとっての不快
さを隅々まで探し、共に知恵を絞って快適にしよう。そうすれば社員の幸福感は増し、や
る気が出て、これまで以上にお客様に対して、安心と喜びを与えられるはずです。これか
らも身近な社員に対して、不快さを与えない会社を築いてまいります。ありがとうござい
ます。
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