E'b vol.80

vol.80  徳に隣あり

「勉強会に1万円払うなら、上司と3回飲みなさい (光文社新書)」 前川孝雄 (著) を読んで

ある会社の入社2年目の女性が”上司との飲みニケーション”を3カ月実行したそうです。

その後みるみる職場になじみ、可愛がられるようになり、仕事が増えても苦にならなくなった

結果、彼女が気づいたことは、”仕事は好意で与えられていた”という事だそうです。そして

好意で与えられる以外に、新人の私が役に立てる場はないという心構えで、任せるリスクを承

知で仕事を与えてくれる、上司の期待に応える姿勢は、やがて彼女に働くことによる幸福感を

もたらせたそうです。breathにおいてもまた、毎年新入社員を迎えるたびに、先輩が好意で

後輩に仕事を与え、その成長を後押しする、という社風が高まっているのを感じます。そして

会社としても、新規のお客様がbreathを選び、足を運んで頂けるという事は、ご紹介や口コ

ミ、外観やHPの雰囲気、ブログの内容など、きっかけは様々ですが、何かしらの好感をもっ

てくださったからこそ、来店いただいたはずです。この”好感”という来店動機を私は、お客

様との関係のファーストステップだと捉えています。そして、好感をもってこられたお客様と

の関係を深めていく事で、それは”信用”にステップアップするでしょう。そしてさらに信用

を地道に積み重ねたなら”信頼”を得ることになるでしょう。そのように信頼関係を築いた先

に、人としてお互いを”尊敬”し合い共に人生を歩んでいく、そんなご縁となったなら、それ

はとても素敵なことだなあと思います。

徳は孤ならず、必ず隣あり(論語)

徳のある者は孤立することがなく、理解し助力する人が必ず現れる。 

好感→信用→信頼→尊敬のステップのはじめの一歩としての、飲み二ケーションは、きっかけ

としてはよいと思いますが、本質的には朝の挨拶から始まる日常において、身近な人に対して

思いやりを持って接する事が肝要でしょう。相手に対して不快さを与えない、安心と喜びを与

えるように努め、徳を身につけたなら、その人の全体の雰囲気はやわらぎ、まわりの人から好

意をもたれて、ものごと(目的)を成就させるに違いありません。ありがとうございます。

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