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ただいまご紹介にあずかりました、新婦みかこさんの勤務先の上司にあたります、松本と 申します。だいきくん、みかこさん、ご結婚おめでとうございます。そしてご両家のみな さま、心よりお慶び申し上げます。本日はご指名により僭越ではございますが、お祝いを 述べさせていただきます。新婦みかこさんは、3名で開業したばかりの小さな美容室に二 十歳のころ入社しました。汗と涙をたくさん流したアシスタントの時代を経て、スタイリ ストデビューしてからは、ご覧のようにとても柔らかく、誰からでも好かれる人柄のおか げで、みるみるうちに、看板スタイリストになりました。そして現在は10名に増えた弊 社社員の一人一人が、安心して働けるような”お店作りをしたい”という志により、自ら ハサミを置きレセプショ二ストとして勤務しています。その仕事内容は、単に受付だけで はなく経理、財務、労務管理、ウェブデザイン、撮影など、会社の運営を一手に引き受け てもらっていますので、私は”もう出勤しなくてもいいんじゃないかな”と思ってしまう ほど、存分に力を発揮中です。さて、これから新生活の中では、思いどおりにいかないこ とも多々あるかと思います。そこで最後に、はなむけとして”とっておきの呪文”を、二 人に贈りたいと思います。相田みつをさんの詩に、”のにがつくとぐちがでる”という一 節がございます。確かに”あんなにしてやったのに”とか”あれだけ言ったのに”となる と次はマイナスな言葉が出て、心までマイナスにひっぱられるに違いありません。だから こそ、”のに”が口から出そうになったときは、是非とも代わりに”何はともあれ”とつ ぶやいてみてください。2〜3回でダメなら、10回ぐらい。そうすれば必ずプラスの言葉 が出てきます。”何はともあれ、根はいい人だから”とか”何はともあれ、かわいいやつ だ”となれば、きっと心が軽くなるはずです。実際若いころは、私もこれに随分助けられ ましたが、おかげさまで最近では、年に1〜2回しか使わなくてよくなりましたので、皆 様にも、お試しいただければ幸いです。少々長くなりましたが、これをもちまして私から のお祝いの言葉とさせて頂きます。だいきくん、みかこさん、本日はおめでとうございま す。ありがとうございます。          結婚披露宴祝辞の原稿より(2017.2.5)  

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