E'b vol.143





vol.143    進んでするのが人の上


育休明けで春から復帰予定の平間理沙さんが、年末に3日間ブレスにお手伝いに来て

くれました。丸2年のブランクがありましたので、本人としては久しぶりのサロンワ

ークに対する不安があったようです。しかし忙しい12月のピークということもあり、

各スタイリストが理沙さんに助けられる場面がたくさんありました。「ホントに困っ

た時に助けてくれる」というスタッフからの感謝の言葉どうり、理沙さんはサロン全

体を見渡す広い視野を携えています。だからこそ、今自分が何をすれば周囲の人に対

して、安心と喜びを与えることができるのか、それらを敏感に察知することで「進ん

で行動」できるのです。私はこの「進んで行動」ということを、とても大切にしてい

ます。そこで仕事中に「今こうして欲しいな」と思っても、気づくのを待つことを長

年心がけてきました。そして、気づかなかったことを責めることは戒めて、気づいた

ことへの感謝を伝えるようにしています。

 進んでするのが人の上 真似してするのが人の中 言われてするのが人の下

 言われてせぬのが人の屑(くず)                 作者不明

若い頃、行きつけの中華料理屋さんのカレンダーに、上記の言葉を見つけました。そ

の際私は、「進んでする人」だらけの美容室を頭に思い描いてみました。それは「い

いお店」に違いないと思いました。そしてそんなお店で働きたいなあと思ったもので

す。あれから20年ほど経ちました。今フロアを見渡すと、私は「進んでする人」だ

らけのブレスのスタッフに囲まれています。おかげさまで毎日楽しく仕事をさせても

らえるのです。もちろん入社して最初から進んで行動できる人はいません。しかし思

いやりを大切にするスタッフの行動を毎日、目で見て、言葉を耳で聞き、雰囲気を肌

で感じることで、例外なく進んで行動ができるようになるのです。そうして周囲の人

から好かれることで、幸せになってもらう。そんな社風をこれからもブレスは、大切

に育ててまいります。ありがとうございます。

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